LOOBワークキャンプ&スタディツアー

ワークキャンプ&スタディツアー記録
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第44回日韓比ワークキャンプ(第5回PJKキャンプ)

期間:2011年7月30日~8月8日
開催地:パナイ島バロタックヌエボ
参加者:日本人5名、韓国人11名、フィリピン人8名、スタッフ8名
 活動内容:
- マングローブ植林(7,393本)
- 公衆トイレ(2つ)建設
- ホームステイ
- ごみ投棄場の訪問交流
- 小学校訪問
- 日韓比文化フォーラム他
- フレンドシップナイト
参加者の声1: 私が感じたイロイロ市の現状と幸せについて(社会人、25歳、女性)

日本に帰国してから、もう少しで2週間ほど経ちますが、今回のPJKキャンプは本当に夢のような時間でした。 参加する前は、初めての国であること、またこういったボランティアに参加するのも初めてだったので、正直不安もありました。しかし、現地スタッフ やキャンパー、ホストファミリーの温かさに支えられて、今回のプロジェクトを達成することができたと思います。

まず、初日、イロイロ市にある広大なゴミ捨て場を訪れ、そのすぐ近くに住んでいる家族にインタビューをする機会がありました。テレビの中でしか見 たことのなかったものを実際目の当たりにし、悪臭、ハエがものすごく、思わず鼻をつまんでしまいそうでした。同じ市内に住んでいるフィリピンキャ ンパーでさえ、この現実を見たことがなかったこと、知らない人々もいることは、とても驚きました。ある家庭へインタビューをした時、それほど今の 生活に不満を抱いているわけではないこと、他の地域に移りたいと特段考えているわけではないことを、正直、疑問に感じてしまいました。それまで は、ゴミを集めて生活費を稼ぐこと、ゴミ捨て場の近くに住むことは、いたしかたなくしていることだと思っていましたが、結果的には微妙に違ったの です。 自分達がメディアの影響で考えたことと、現地の人々が考えていることは必ずしもイコールではないこと、教育を受けたことによって仕事を持つことができること、将来の国を背 負う子供たちへの教育の重要さを、改めて考えさせられました。

次に、今回のメインプロジェクトであるマングローブ植林では、目標の数値を越えた7,000本以上植林することができました。皆で泥まみれになり ながら、植林する場所まで這って行った日が、とてもなつかしいです。たくさん植林をしても、波で苗が流されてしまうことや、貝に覆われてしまって も死んでしまうようなので、どのくらい生き残って成長してくれるのかどうか・・・。最終日、ホストファミリーに、自分達が植林した場所を見渡せる 丘へ連れていってもらいました。数年後、自分達が植林したマングローブがどう成長しているか、ぜひ見に戻って来たいと思います。

ホームステイや、カルチャーフォーラム、スクール・アクティビティを通じて、3カ国の文化について知ることができました。フィリピン、韓国キャン パーからの日本についての質問に答える際、日本人であるにもかかわらず、日本の文化、風習について詳しく知らないことを改めて痛感しました。特に ホームステイ先が同じであったシスター2人とは、ホストファミリーと一緒に、家族、食事、結婚、宗教、経済状況等、様々なことについて話しまし た。フィリピンは、日本よりも穏やかに時間が流れているかとは思いますが、特に上の地位にいる人が自殺をすることがあることを教えてもらいまし た。楽しい会話だけでなく、こういった内容も話すことができたことは、とても勉強になりました。もう一つのプロジェクトであるトイレづくりは、 LOOBの技術スタッフに頼ってしまう場面が多かったですが、2班に分かれ、各1つずつトイレを作り上げることができました。上下水道が完備され ていることが当たり前の日本や韓国と違い、トイレがあっても水を汲んで流さなければいけないことは、初めての経験でした。衛生上、トイレがもう少 し完備されれば、ハエも少なくなると思います。今後、使用して行く上で、メンテナンスが必要になるかと思いますが、何かをつくりあげたその後、現 地の人に、どう使い続けてもらうかが、長期的に大きな課題になるのではないでしょうか。

さて、フィリピン、特に私の滞在したイロイロ市の子供たちは本当に素直でいたずらっ子で、笑顔がかわいくて、とても癒されました。時間を見つけて はほぼ毎日一緒に遊び、言葉がわからなくても何故か話が通じ合っている場面を見ると、とてもあたたかい気持ちになりました。

大人の方々もあたたかく、時には冗談を言ってくれたり、毎日笑わされました。日本では、家の隣に誰が住んでいるかわからない、挨拶もしないことが 当たり前になりつつあります。フィリピンでは、すれ違った名前も知らない人に笑顔で挨拶できたことは、私が小さい頃には当たり前ではありました が、とても新鮮に感じたことをよく覚えています。

今回のキャンプを通じて、人とのつながりや教育の重要さ、ホスピタリティー、またフィリピンの失業率の高さ等を知ることができました。日本に比 べ、フィリピンは物価が安く、インフラもまだまだ整ってはいません。しかし、私にとっては、物は最低限あれば、多少不便でも家族や周りの友人と 笑って話せること時間が、何よりも幸せを感じる瞬間でした。自分の人生を見つめ直すきっかになったこのキャンプ、そしてメンバー、スタッフ、ホス トファミリー、現地の様々な人々に出会えたことに感謝いたします。今後、日本でどのようなサポートができるか、LOOBの活動に携わりつつ、考え 続けていきたいと思います。本当に素敵な時間をありがとうございました。Salamat!!