LOOBワークキャンプ&スタディツアー

ワークキャンプ&スタディツアー記録
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第41回日韓比ワークキャンプ(第4回PJKキャンプ)

期間:2011年3月6日~3月13日
開催地:パナイ島バロタックヌエボ
参加者:日本人9名、韓国人2名、フィリピン人5名、スタッフ10名
 活動内容:
- マングローブ植林(7,535本)
- ホームステイ
- スポーツ交流
- 日韓比文化フォーラム
参加者の声1: 「一期一会」 まみこ(大学生、21歳、女性)

「一期一会」
思い返してみると、フィリピンに行く前、期待ではなく、本当に不安が大きかった…特に直前は、無事に着けるのか、みんなと合流できるのか、友達はできるのか、そして向こうでの生活に馴染めるのか、ただただ行きの飛行機の中ではそんなことばかり考えていました。でも実際は、そんな不安をほとんど感じることなく、本当に楽しい毎日を送ることができました。フィリピンでは、本当に、毎日があっという間で、それは帰国した今だからこそ、「充実していたんだな」と身をもって言えることができます。

みんなと力を合わせて、植えたマングローブ。後ろを振り返る度、もうこんなにみんなと歩んできたんだなと、そんなことを感じていました。目標を達成できたことも本当に嬉しかったけれど、私たちが植えたこのマングローブが、いつかお世話になったバロタックの人々の力になると思ったら、本当に嬉しかったです。

“家族愛”を感じたホームステイ。普段一人暮らしをしている私にとって、「おかえり」と出迎えてくれる人がいること、笑いあいながら一緒にご飯を食べること、帰ったらひたすらみんなで談笑すること、本当に全てが幸せな瞬間でした。最初、ステイ先のお風呂やトイレを見た時は、正直本当にビックリしたけど…でも、シスターのさきと節水!と心に誓って、一緒にお風呂に入って少量の水をお互いに掛け合って、毎晩節水を心がけたことも、本当にいい経験です。電気もガスも、決して十分とは言えない状況だったけれど、何か“それ以上”の暮らしを送れたと思います。

PJKフォーラムでは、いじめの話も出ていましたが、家族親戚全員で守るんだよと力強い言葉を聞いた時は、とてもフィリピンらしいなと思いました。Neilが「日本のように発展していきたい」と言っていましたが、フィリピンはフィリピンらしく、発展していってほしいなと願っています。近い将来、遠い未来、いつになるかは分からないけど、フィリピンがいじめや核家族化の問題で取り上げられてしまったら、本当に悲しいから…今のような、フレンドリーさと目一杯の温かさを持って、さらに良くなっていってほしいです。

フィリピンに行って、本当に色んなことを思い、感じ、そして考えました。自分は一人では無力だなと、そんな思いが駆け巡った瞬間も何度もありました。でも、そんな私には、心強い仲間がたくさんいて、支え励まされました。“人は、一人では生きていけない”とよく言いますが、本当に、心からそう思いました。仲間がいて、みんなで力を合わせるからこそ、私たちは強くなれるんだなと思いました。

帰国してから、さあ、ここから私には一体何が出来るんだろうと、そんなことを考える日々が続きました。ここでの経験を活かし、新しいフィールドへ飛び出すのも、一つの道かなと思いましたが、私はやっぱり、もう一度フィリピンへ足を運びたいと思っています。次回は、また一回り成長した姿で、みんなと再会できたらいいなと思っています。

参加者の声2: 「地上で最も美しきもの」 よしき(大学生、22歳、男性)

「地上で最も美しきもの」

今回のキャンプ、単刀直入に、めちゃくちゃ楽しかったです。怒涛の感動!!これにつきます。
何がって?僕が最高に感じたのはみんなとの出会いです!バランガイでは本当にみんなが家族のようでした。子供たちはすぐに僕の名前を覚えてハイタッチを要求してくれるし、「ダンスして」、と無茶ブリをしてくれ、大人も英語が苦手な僕に対してもとても親切にしてくれました。

出会って数日で、みんなと親友になれた気がしました。(僕だけ…じゃないよね?笑)
きっとこれがフィリピンの良さだと思います。日本では、知らない人に声をかけられたら警戒するよう教わります。一般的にフィリピンは発展途上国、日本は先進国かもしれません。しかし、フィリピンの良さは日本では有り得ません。フィリピンの景色も本当に綺麗でした。しかし、人との絆はそれにも増して美しかったです。

フィリピンキャンパーは、フィリピンも日本のように発展したいと言っていました。しかし、フィリピンの人は、日本の悪い部分を知らないからそう言っているのかもしれません。お金さえあれば、日本のようにはなれます。ですが、そのお金がありません。日本の悪い部分を経験しようにも、まず日本に来るのにもお金が必要です。日本に行くのは夢だと言っているフィリピン人もいました。

何事にも、ボランティアですら、お金は必要です。しかし、本当に大事なことはお金なのでしょうか。今回のキャンプで知りたかったのは、ボランティアの最良の形です。ボランティアも一方通行では意義がないように思えるからです。その国の人が望む、なりたい国とは如何なるものなのか。しかし、正直言って、答えは出ませんでした。
ですが、わかったことがあります。頭ではわかっていましたが、体験して本当の意味を知ることができました。
“本当のボランティアは一方通行ではない。お互いが助け合い、お互いが多くのものを得ることができる”ということを。僕はこれからもボランティアに関わっていきたいと思いますし、今回の出会いを決して忘れず、この友情をずっと大切にしていきます。

本当に多くの感動を得ることができたこのキャンプ、最高でした!

参加者の声3: 「家族という原点」 ゆか(社会人、27歳、女性)

家族という原点

今回、私は「マングローブ植林」という環境保全の活動に興味を抱きこのワークキャンプに参加することを決めました。このキャンプの前に同じフィリピンで、全く趣旨の異なるスタディーツアーにも参加を決めていた為、活動内容の対比が出来るという点も参加の動機になっていました。

このキャンプの目的の一つである、マングローブ6千本植樹も見事に成し遂げ、目標本数を大きく上回る7千本以上を植えることができました。その地のニーズに合った植林活動が出来たということも私としては大きな事でしたが、それ以上に心に残ったことがあります。それは、フィリピンの人たちが家族を本当に心から愛しているということです。お金がなくても家族がいるから幸せだと言っていたホストマザーの言葉は第三者から見てもよくわかるものでした。

私がお世話になったホストファミリーはお母さん(ナナイ)と子供が3人でした。お父さんを数年前に亡くされたようで、当時ナナイは辛くて毎晩泣いていたというお話も伺いました。しかし、6日間この家族と過ごす中で、ナナイがどれだけ子供を愛しているか、そして子供たちもそれをしっかりとわかって大きくなっているのがこの短い期間でもこちらに伝わってきました。明るく、本当にお話好きなナナイで、子供たちを抱きしめたり、一緒に寝ていたり、子供への愛情表現も多く、お父さんがいない事で子供たちを悲しませないように頑張っているのかな…とふと思ったりもしましたが、純粋に家族を愛している表れなんだと思いました。

ある晩にナナイから「あなたのご両親はどういう風に愛情表現をするの?」と聞かれたことがあります。私は、ハグや学校に行く前のキスなどはないけど、一人暮らしをしていた時は、よく電話なども掛けてきてくれたりと心配してくれて愛情は感じると答えました。ナナイは頷きながら「私はこうして抱きしめたり、出かける時にキスをしたり、スキンシップを取って子供たちに愛を伝えているの。」と笑顔で嬉しそうに話していたのをよく覚えています。その時のナナイは本当に幸せそうでした。後、家のドアは常に開いていて、よく近所の子供たちが夜でも玄関先で遊んでいましたが、その時ナナイが私に「この子たちの名前を私は知らないの。でもこうして毎晩うちに来て遊んでいるのが私は好きなの。」と言っていたのも少し驚きましたが、いいなと思いました。恐らく、この村全体がこのような家族で成り立っていて、一番小さな集まりである家族を愛しているからこそ、村全体を愛せているのかなと感じ、幸せの究極の形を見た気がしました。実は、このキャンプの前に参加したツアーでも、別の村に行ったのですが、その際も同じようなことを少し感じていました。

人が最も大切にしなければいけないもの。そしてそれはまず家族から始まるということ。それをフィリピンという国の人々から直に触れて受け取ることができた事が、今後私が生きていく上で大きな収穫でした。

余談ですが、私はこのキャンプの後にインドにあるマザー・テレサハウスにて少しボランティアを体験したのですが、最終日にボランティア終了者にマザー・テレサからのメッセージが書かれた小冊子が渡されました。その中に「愛は家族から始まる」と書かれた文があり、読んだ時にフィリピンを想い出しました。全ての地域ではないかもしれませんがこの言葉が根付いている国にまた来たいと思いました。

最後に、このキャンプの目的の一つであるマングローブ植林についてですが、フィリピン国内で年々減少している為継続して植樹していく必要があるのではないかと思いました。ただ、私たちは用意されたマングローブをひたすら植えるという事をしていたので、今後はその地の人も巻き込んで行なう事や更に必要な求められるものを提供していければいいなと思います。本当に充実した日々を下さった皆さんに感謝します。フィリピンの人の笑顔は忘れられないです。

参加者の声4: 「ワークキャンプに参加して」 けん(大学生、21歳、男性)

「42回マングローブ植林ワークキャンプに参加して」

何が一番印象に残っているか、と聞かれればホームステイ先でのフィリピン人キャンパー「Kinit」との会話である。キャンプ中に、日韓比についてそれぞれ疑問に思うことを質問し合う、PJKフォーラムというイベントがあった。その中で日本人から出た「フィリピンは日本のようになりたいか」という質問について、ホームステイ先にて詳しく話した。

Kinitに「日本では、隣人の名前を知らなかったり、助けあわなかったりすることがある。私も一人暮らしをしているが、隣人とまともに話したこともない。」と言うととても驚いていた。「日本は高い技術を持っているが、人と人とのつながりが希薄である。逆にフィリピンは技術こそあまりないが、人と人のつながりは強い。どっちがいい?」と聞くと、迷わず、「我々は技術こそもっていないが、幸せである。技術が高くなっても幸せかどうかわからない。例えばコンロでなく、薪を切って炭を作って、火つくるようなキッチンでも、その作業が楽しいと思える。だからフィリピンの方が良い」と言っていた。

うーん・・・今、日本で自分は幸せか・・・色々考えさせられた旅行でした。

で!!こんな真面目な話ばっかりしてた訳じゃなくて、英語がほとんど話せなかった自分は、もっぱら楽しむことに夢中でした。フィリピン人も、韓国人もノリがよく似てて、歌ったり、踊ったり、飲んだり、騒いだり、遊んだりととにかく楽しかった。現地の子どもたちもネームタグぶら下げて歩いてるだけで「ken!!」「keeeen!」と言ってくれ、とても親しみやすかった。

ホームステイも英語が話せない分、気まずいと思ってたけど、家族がとても暖かくて、めっちゃ楽しかった。分かれるときには涙ナミダ(TT)ごはんもおいしかったし、本当にフロさえ(笑)なんとかなれば住みたいと思った。ウルルン滞在記のような感じの日々を過ごすことができた! 観光じゃ決して味わえないような体験ができるのがボランティアであり、LOOBのワークキャンプだと思う!!Aguilar Family! 本当にありがとう!!本当に良い経験ができた旅行でした!