LOOBワークキャンプ&スタディツアー

ワークキャンプ&スタディツアー記録
Archive for Workcamp and Studytour

第36回イロイロ市ワークキャンプ(第2回ナバイス・キャンプ)

サンデーホームステイに行ってきた 期間:2010年2月25日~3月8日
開催地:イロイロ市ナバイス
参加者:日本人7名、フィリピン人7名、スタッフ7名程度
活動内容:
- ホームステイ(9泊)
- スモーキーマウンテン訪問交流
- 保育所(デイケアセンター)建設
- 小学校訪問
- オープン・フォーラム
- フレンドシップナイト
ワーク: デイケアセンター建設
デイケアセンターを建設中です ナバイスで2回目となるこのキャンプでは、バランガイの未就学児童が通う保育所(デイケアセンター)を建設しました。青い空から降り注ぐ真夏の太陽を受けながら、本格的な建設作業が進みました。人数は少ない分、キャンパーが力を発揮して、無事に完成しました。2010年6月から子ども達に利用されます。
小学校訪問: 小学生での日本文化紹介
子ども達に喜んでもらえるよう、準備に余念がありません 日本の文化紹介は、フィリピンの子ども達に的確に伝わるよう、フィリピン人キャンパーのアドバイスやサポートを受けながら用意します。今回のキャンパーは完成度の高い授業を目指して、綿密に準備をしていたので、本番の授業でも子ども達によく伝わっていたと思います。
オープンフォーラム: 文化や価値観について
絆を深め合った中間たち キャンパーが参加してキャンプ中に感じたことや相手の国についての質問などをシェアする時間。日本人からはフィリピンの結婚観や思春期についての違いについて話が出ました。またフィリピン人からは「経済が発展した日本が次に目指すものは?」という質問が象的でした。
参加者の声1: たまな(山形大学、23歳、女性)

 私がナバイスキャンプに参加するのは今回で2回目。ということで第二の故郷に帰るつもりでわくわくしながら参加しました。 とは言え、前回のキャンプは9月、キャンパーは17人。半年以上経った今、17分の一の私を覚えているとは思わず、期待はしていませんでした。

しかしナバイスにつくなり「タマナー!!!!!!」と子供たちが駆け寄ってきて、バランガイホールの近くに住んでいるナナイたちも「おかえり、タ マナ。」と声をかけてくれました。 嬉しかったぁ…。

そればかりか子供たちは、第1回キャンパーの名前を1人ずつ挙げて、「タマはどこ?まゆはいつくるの?ダッチは一緒じゃないの?」と質問攻めに合う私。子どもたちは全員の名前を覚えていたし、出身地を教えた人、誕生日を教えた人、学科を教えた人、みんなが教えた全てのことをみんなのファミリーは覚えていてくれてました!

今回のワークはデイケアセンター作り。前回よりも技術が必要なワークだったこともあり、カーペンターさんの仕事待ちのことも多くありました。でもそこはさすがフィリピン人、シェーンを筆頭に待ち時間を盛り上げる、盛り上げる。でもシェーンが疲れるとみんなの元気もなくなる。(笑)

人数が少ないこともあり、気力や体力やテンションまでもみんなで共有していたような気がします。すごく団結力があって、まとまりのあるチームだっ たなぁ。

そして今回私は豚を殺しました。もう何度となく丸焼きにされる豚さんを見てきましたが、何度見ても慣れるということはなく、見るたびに食べ物に対する思いを再確認してきました。

しかし今回は自分が自分の手で「生き物」を「食べ物」にしました。

何度も豚と目が合い、豚の皮膚にあてたナイフを自分の力で押しこむまでに時間がかかりました。
ナイフが刺さった後もそれで終わりではなく、消えていく声とは反対に手には温かい血が伝い、今なお生きている命を感じずにはいられませんでした。

刺せば血が出ることも、血が温かいことも誰もが知っています。そして豚肉は豚の肉で、スーパーにパック詰めになって売られている豚肉も元は生きていた豚だということもみんな知っています。 でも、みんな知らない。手に血が触れたとき「私は今命を奪った。」という事実が身体を襲い,今すぐにでもナイフを離したいという衝動に駆られました。

しかしフィリピン人はいつものよいにふざけて「うまいねーもう死んだよこれ。」とか「あ~あ~殺しちゃった。」と冗談を言っていました。 フィリピン人は日本人よりも豚肉が豚だということを知っています。最初から豚を肉として、命を食べ物として考えることができていると思う。

日本人は知識としては知っているけど、現実として考えていない。私も始めて豚が死ぬところを見たときは泣いた。今まで自分が無知でいたことが恐ろ しくて、情けなくて、申し訳なくて涙が出た。

私がこれまでに参加してきたキャンプでも泣いてしまうキャンパーや、見ることができないキャンパーがいました。でも私は泣いてもいいからみんなに これを見てほしいと思う。 ちゃんと知ってほしいと思う。

象牙や毛皮のようなぜいたく品を例に挙げて動物愛護を訴えている人にも見てほしい。私たちは日常的に動物の命を奪って、自分の命を繋げている。 ベジタリアンになれと言っているわけじゃない。むしろ人間のために殺された動物は人間が責任を持って食べるべきだと思う。

きっと昔の日本人はちゃんとこのことを知っていたと思う。 だから「いただきます。」という言葉を生み出したのだ。情けないけど、正直言って「いただきます。」を心から言えるようになったのはフィリピンに きてからだった。

フィリピンでたくさんのことを学んだけど、実は一番衝撃的だった学びは「命」と「食べ物」だったかもしれない。 ついさっきまで生きていた鳥が,豚が,今はもう肉になっている。今の日本人が一番知っていなきゃいけないことだと思う。

参加者の声2: ほたか(東京大学、20歳、男性)

 今回のワークキャンプ、僕は「ありのままのフィリピンを肌で感じる」ということを目標にしました。いつも「フィリピン」と聞くと、発展途上国だとか、貧困 だとか、日本との経済連携だとか、メディアで取り上げられていることを「頭で考える」ことが先行してしまっていました。だから、そういうことをできるだけ考えずに、地球上の1人の人間として彼ら/彼女らと接しよう、そういう体験をしてみたい、と思っていました。

このような目標を持った僕にとって、LOOBワークキャンプは最適な場所でした。LOOBが信頼を得ている村でのワークキャンプなので、現地の人々と同じ目線で生活を送ることができ、また同年代のフィリピン人キャンパーも多数参加して一対一で深い話をすることができました。

今回のワークキャンプで「ありのままのフィリピン」を少しは感じることができたと思いますが、その中でも自分の心に残っているのは「貧困」と「格差」です。これらの感じたことに対して僕らが何をできるかは分かりませんが、他の日本人キャンパーとともに意見を共有し考えていけたらいいなと思います。

最後に、LOOBスタッフのみなさん、日本人キャンパー、フィリピン人キャンパーのみなさん(日本語読めないかっ笑)。12日間ありがとうござい ました。また会いましょう!歌いましょう踊りましょう!

参加者の声3: うかり(一橋大学、19歳、女性)

 今回のキャンプは、いろいろと考えるところのあったキャンプだったわけですが、悶々としながらも、前回とは違うレベルで楽しめました。

夜風にあたりながら語った将来のこと、歴史のこと、恋愛のこと、キャンプのこと、普段の生活や宗教観。 昼間にはワークしたりアクティビティに関する打合せ。

英語がうまく出てこなくてもどかしい思いを抱えながら、勢いとテンションで駆け抜けた前回と違って、自分でもびっくりするくらい語って語って考えるキャンプでした。

・・・ま。「キャンパー兼スタッフ」の微妙な立場を消化できないまま終わったんだけどな 笑

「はじめまして」ではじまるキャンプ。 フィリピン人と一緒に生活して、働いて、アクティビティを企画・運営して・・・ ただそれだけのプログラム。 でも終わるときにはいつも感動があって、将来への決意があって、 日本社会への疑問があって、隣に一生ものの仲間がいる。家族がいる。

「あいしてるよー!!(′∀`)」ってみんなに 言いたくなる 笑
激アツでくさい表現ですが、こんな場所です。LOOBって。

参加者の声4: かい(横浜国立大学、20歳、男性)

 今回ワークキャンプは1年ぶり2度目で大体の流れは分かっていましたが、場所は前回と全く異なる場所でしたのでやはり新鮮でした。 ホストファミリーは両親と小さな赤ちゃんの3人でしたが、親戚の子供たちが近所にたくさんいて、毎日がにぎやかで言葉が通じなくてもとても楽しく過ごせました!
また、ホストファーザーとは今の仕事についての考えや不満などをホストブラザーに通訳してもらいながらかなり色々聞くことができとても貴重な体験 ができました。

また、今回の一番の目的はワークをガンガンやるでした。コンクリートを作るためのセメントを混ぜる作業はやはりとても辛くきつかったんですが、終わったあとの達成感や休憩で飲むジュースは最高でした。仲間と協力してするワークはアルバイトなどでは体験できる経験ではない大変すばらしい経験だと思います。

フィリピン人とは母国語がお互い通じることはないのですが、基本は英語で会話するんですが、できるだけお互いの国の言葉で使えるものをどんどん増 やしてそれを言いあって毎日笑いあっていました。 今回のワークキャンプも忘れることのできないすばらしいものだったと思います!!

参加者の声5: たいき(大阪教育大学、22歳、男性)

2月25日から3月8日にかけて、フィリピンに行って参りました。これが大学生活最後の海外イベントでした。 私がフィリピンのLOOBのキャンパーとして、現地のフィリピン人キャンパーと共に様々な企画をして感じたことを書き連ねていきます。

まず、結構、英語に不安を抱えながら、でも「なんとかなるだろう」と思いながら、日本を飛び立ちました。でも、卒論終わってから、英語のリスニングとか毎日頑張って勉強していたんですけどね、間に合いませんでした(笑)

空港で、現地のフィリピン人キャンパーと出会って、目的地までジープで送ってもらっている時に、自己紹介もかねて、コミュニケーションを図るタイミングがあったのですが、なんとなく数回、名前や大学での専攻などの会話が交わされてからは,、会話が途切れてしまいました。

本心ではもっと、会話を弾ませたいという気持ちがあるのですが、なんってったって英語が口から出てこない。「いやー、どーしよう…」と心では思いながら、ジープの外の景色を眺めているふりをしている。 こんな感じで、「あぁ,英語って大事だなぁ」って再自覚。

村に到着し、ホームステイではフィリピン人キャンパーのKENと二人でフィリピンの家庭に入らせてもらったんだけど。KENの言葉も全部を聞き取れているわけではなかった。よく分からなくて、「うん、うん」と流したり、のりでカバーしている感じだった。

こんな感じで、英語が聞き取れなくて、伝えたいことが伝えられなくて、ものすごく残念だった。
でも、フィリピンでの約10日間は、ものすごく充実したものだった。絶対行ってよかったと思えたし、行かなかったら、「後悔してたな」って今はそう思える。

まず、ホストブラザーのKEN。ホントにありがとう!。ホームステイ先でもとても気を使ってくれていたのが分かったし、なにより、話し方がとてもやさしい。 僕が英語を聞き取れてないと分かると、いつも「Sorry,wait,wait.」と言って、別の簡単な単語を探して、説明してくれる。 そんなKENから,とても優しさが感じられた。

KENはLOOBキャンプ初参加だった。つまり、私が、KENにとっても、初の日本人ホストブラザーだった。 その中で、「TAIKIがはじめてのホストブラザーで良かった」とか、「You are the best hostbrather」とか言ってくれて,本当にうれしかったよ。いっぱい、いっぱいの優しさをありがとう。

英語できなくて残念だったって書いてきたけど、最後にはKENをはじめ、他のフィリピン人キャンパーと言葉の上手さを通り越して、心で通じ合っている感覚が出てきた。そんなのが感じられた時は、自然と笑顔がこぼれてきて、気持ちが良かったなぁ~。一番、楽しく感じられた。

ホストファミリーにも本当にお世話になりました!毎日、美味しいお料理を出してくれることはもちろん、いつも気を使って、声をかけてくれました。 12日間の一日一日が、「今日も充実していたな」っていう気持ちになれていました。こんなふうに思えたのは、ホストファミリーの方々や、ホストブラザー、他のLOOBに関わる皆様をはじめ、ここで出逢った全ての人たちのおかげ です。本当に、貴重な日々をありがとうございました。