LOOBワークキャンプ&スタディツアー

ワークキャンプ&スタディツアー記録
Archive for Workcamp and Studytour

第27回ギマラス島ワークキャンプ

泥と格闘したマングローブ植林(2万本!) 期間:2008年8月25日~9月2日
開催地: ギマラス島タラバハン
参加者: 日本人20名、フィリピン人10名
活動内容:
-マングローブ植林(34,000本達成)
-子供キャンプ企画・実施(子ども参加者30名)
-ホームステイ(6泊)
-スモーキーマウンテン訪問交流
-小学校訪問
ワーク・プロジェクト(マングローブ植林)

環境天然資源省(DENR)との共同プロジェクト第3弾。ギマラス島南部の海洋保護地区でのマングローブ植林。ウニや泥と格闘しながらも、キャンパー+ホームステイ家族が20,000本、その他村人が14,000本を植樹することができました。

第2回 Kids Camp

LOOB2回目となる無人島のKids Camp!3地域から30名の子どもを招待し、テント貼り、野外炊飯、グループ対抗ゲーム、大雨の後のキャンプファイヤーなどたくさんの思い出ができました。

参加者の声 1. Kazuko

 「そこで出会った全ての人から何かしら吸収し、また一緒に活動する中で同じ感動や異なる思いを共有していきたい」と思って臨んだワークキャンプ。実際、期待以上だった。

まず、スモーキーマウンテンの家庭訪問とインタビュー。大きなゴミ山の傍に住んでいるのでもちろん衛生状態は悪い。さらに投棄場がもうすぐ閉鎖 されるので、ゴミを拾って生計を立てている人達の生活はますます困難になる。だけど彼らはいつでも笑顔を絶やさない。「家族がいるから幸せだよ」と微笑 む。そしていつ訪問しても私達を歓迎し、冗談を言い合い、もてなしてくれる。そんな素敵な人達と一緒にいると、こっちまで笑顔になる。ここにいると家族や 幸せについて、日本にいるときには考えもしなかったことをいろいろ考える。

その後、いよいよギマラス島へ。ホームステイ、マングローブ植林、小学校交流、村人を招待してのフレンドシップナイト、「食」「命」について改 めて考えさせられる豚/山羊調理、キッズキャンプ、皆の思いを共有するオープンフォーラムなど、様々なワーク・アクティビティを行った。

どれも充実した内容だったが、中でも特に印象深く心に残っているのが「ホームステイ」と「キッズキャンプ」だ。

まずはホームステイ。私は日本人キャンパーのシオンとフィリピン人キャンパーのGoldと一緒にステイさせてもらったのだが、お世話になったお 家にはなんと!生後二日の赤ちゃんがいたのだった。ナナイ(お母さん)は出産直後でしんどいはずなのに大丈夫なんだろうか…と思っていたが、家族みんな笑 顔で迎えてくれた。

食器洗いも洗濯も、私達がやろうとすると「ナナイがやるから」と言って全部してくれようとする。ナナイのやさしさと、たくましさを感じた。タタイ (お父さん)やお兄ちゃんが遠くの井戸から毎日水をたっぷり運んできてくれて「心配しなくても好きなだけ使っていいからね」と言ってくれる。就寝前に Goldが私達に得意のマッサージをしていると、6歳の弟ジェットも見よう見まねでやってくれる。しかも上手。隣の家の従姉妹もちょくちょく遊びにきて、 「家にも来てよ」と招待してくれる。最後の夜には妹も弟も従姉妹も込みで一つのベッドに6人でぎゅうぎゅうになってみんなで笑い転げた。

やさしくて、ちょっとシャイで愉快な私達の家族。私達が快適に過ごせるようにと、心からのやさしさで接してくれる。ああ、こんな風に傍にいる人を大切にできたら素敵だな、自分もこうなりたいな、と何度も何度も思った。

ホームステイと並ぶ、もう一つの大きな出来事は「キッズキャンプ」だった。3つの地域から10人ずつ子供達を招待し、子どもとキャンパーが混ざったグループを作り無人島でキャンプ。自分たちでトイレや釜戸をつくり、テントを張り、炊事をし、ゲームや海水浴で交流する。

その内容だけでもかなり素敵だが、私にとって印象深かったのは単に楽しかったからではない。

私達の班には、ドンドンという6歳の男の子がいた。彼はLOOBの週末英語アクティビティに顔を出してくれるのだが、笑顔を見せてくれたことがな い。今回は初めてのキッズキャンプ、そして生まれて初めての海だった。だから彼は海に釘付けだった。そして初めて海に入って泳いだときからずっと、誰より も笑っていた。そのことを同じ班の日本人キャンパー、ユーヘイさんとユーキさんも知った。すると彼らもものすごく感動してくれた。

ミーティング中、隙あらば海へ逃亡するドンドン。「ドンドーン!!!」と叫ぶ私達。追いかける男二人と面倒見の良い同じ班の子供・トントン。追い かけられて喜ぶドンドン。「お前の気持ちはよう分かるで。俺らも同じ気持ちや、せやけどここは我慢やで。」…終わった直後誰よりも先に海へ飛び込む3人。 皆にかわいがられて、ドンドンは本当に楽しそうだった。海のおかげだけではなく、あそこにいた皆と、ドンドン自身が持っていた人柄が、あの素敵な笑顔を見 せてくれたんだと思う。なんだか上手い言葉が見つからないのだが…。ユキエさんが「彼は今日のこと一生覚えてるよ」と言った。本当に、そうだといいな。私 にとっても忘れられない二日間になった。

最後に、もう一つ。フィリピンに来て、特にこのワークキャンプを通じて、私は「常に誰かが傍にいること」がうれしくて楽しくて仕方ないと感じるよ うになった。「家族がいる幸せ」「仲間がいる幸せ」。それに気付かせてくれたフィリピン、ワークキャンプの仲間、ホストファミリー、この出会いのきっかけ をくれたLOOB。みんなみんな、ありがとう。

参加者の声 2. Mitcy

 初めてフィリピンのワークキャンプに参加したのは2001年3月。大学1年生の時。最後に参加したのが2003年3月。3年生の時。あれから、 5年。社会人になって、3年目。たまたま今年は仕事の休みが長く、ここぞとばかりにとび付いたのが、LOOBのワークキャンプでした。

正直、学生さんに囲まれてキャンプを迎えるのがとても不安でした。でも、飛び込んでみたら、みんなとてもあたたかく、またひとつ、大切な思い出と、たくさんの大切な仲間たちができました。

学生の頃からフィリピンに関わるようになって、たくさんの人たちに出会って、助けられて、いつか、その恩返しがしたいと思って、取った資格、仕 事。幼稚園の先生。何かできる事はないかと考えながら、日々の仕事に追われて、3年目。そんな時にこのキャンプに参加できたことが、本当に不思議で、偶然 で終わらせてはいけない気がしています。また新たなスタートを切れたような気がしています。

LOOBのワークキャンプの魅力は、FilipinoキャンパーとJapaneseキャンパーがペアになってホームステイすることと、一緒に活動を考え、企画 し、現地の子どもたちのためにホストとして協力すること。Japaneseキャンパーのためだけでなく、Filipinoキャンパーのためだけでもなく、 現地の人々や子どもたちのためにもなる、そんなプログラムが盛りだくさんだった気がします。その中でも、特に印象に残ったことを書きます。

<小学校訪問>
2年生のクラスに入り、子どもたちに日本の文化を伝え交流してきました。事前にきっちりと打ち合わせをしていたわけでもないし、途中で急遽ゲームをすることになって焦ったりもしましたが、終わってみたら流れがとても良かったなと感じました。

①『おむすびころりん』の紙芝居を使った日本の昔話と、その教訓の紹介
②話に登場する『おにぎり』という日本の食べ物の紹介
③実際におにぎりを作って食べるという体験(日本の食材、挨拶の紹介)
④伝言ゲームで日本語の紹介(『おにぎり』、『ありがとう』)
⑤みんなで『ありがとう』の挨拶をして終了

導入→活動→展開という・・・まさに、自分が普段している仕事だな、と思いつつも、このようなことをFilipinoキャンパーとJapaneseキャンパーが協力してできたことがとても嬉しかったです。

後から感じたことは、教室に入り、自己紹介をしてすぐに紙芝居を読んでしまったので、紙芝居の前にLOOBや日本について簡単な話をしたり、子どもたちからも何人か自己紹介をしてもらったりしても良かったかなと思いました。また、『おむすびころりん、すっとんとん』と、話の途中で子どもたちと一 緒に掛け声をかけてみるのも面白いのではないかと感じました。

<キッズキャンプ>
企画リーダーをさせていただけるということで、キャンプ前からとても楽しみにしていました。実際にミーティングをしてみると、Filipino キャンパーとJapaneseキャンパーの考え方の違いや、情報の少なさに、なかなかアイディアがまとまりませんでした。ただ、キャンプを企画して楽しく 過ごせばいいというわけではなく、3つの異なった場所から集まるたくさんの子どもたちを責任を持って預かる、という点では大変さもありましたが逆にやりが いもありました。

無事にキャンプが終わって、ベースに戻った後、同じグループの子どもが会いに来てくれた時、改めてキャンプの企画をやってよかったと心から思いました。

また、私は帰国を1日早めていたので、カラフナンとナムコンの子どもたちと一緒にイロイロまで行くことができました。その帰り道では、また違っ た子どもたちの表情がありました。車の中で、もらった日本のお菓子やおもちゃを嬉しそうに見る子。名前を一生懸命覚えていてくれた子。船からギマラスを じっと見つめる子。そうして、イロイロからまた長い時間をかけて帰っていきました。キッズキャンプの初日も、きっと朝早くからこうして車と船を乗り継いで ギマラスに来て、また更に車と船で無人島にいった子どもたち。そう思うと、充分にその辺りを考慮してあげられていたのか、配慮不足ではなかったかと、少し反省ました。 

いろいろ考えましたが、自分自身にとってもとてもいい経験となり、子どもたちにとってもいい思い出になっていて欲しいと思っています。

みんなで作り上げたキャンプは、とても濃い、充実したキャンプでした。最後に、このキャンプでお世話になった、LOOB STAFFのみなさん、ホストファミリーのみなさん、Filipinoキャンパーのみんな、そしてJapaneseキャンパーのみんな、本当にありがとう ございました。みんなとギマラスでいろんなことを共有できて、本当によかったと心から思います。これからも、ずっと大切な仲間です。