LOOBワークキャンプ&スタディツアー

ワークキャンプ&スタディツアー記録
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第5回ギマラス島ワークキャンプ

期間: 2003年9月4日~12日
開催地: ギマラス島ヌエババレンシア
参加者:日本人17名、比人9名、スタッフ10名
活動内容
・井戸堀り、豚小屋のフェンス作り
・ホームステイ
・現地小学校訪問
・ジャパニーズナイト/フィリピーノナイト
・マニラ市スモーキーマウンテン/スラム訪問
ワーク・プロジェクト(井戸掘り)

第4回ワークキャンプに続いて、2回目となる井戸掘りのワーク。ギマラス島では雨が降らない乾期に井戸の水がなくなり、1~2キロ離れた水のある井戸まで歩いていかなければなりません。150人がわずか4つの井戸を共有するという村で、第4回~第5回のワークキャンプで計2つの井戸を提供することができました。

参加者の声  Mariko
A. ワークで体験したこと

村でのワークは、とにかくお互いが支えあって協力し合わないとできないものでした。普段、日本で生活していると、何かやるにしても個人個人でやることが多く、多くの人と力を合わせて一つのことをやり遂げる経験はあまりないです。村での生活は貧しいものですが、それでも人々がいきいきと暮らしていけるのは、お互いを理解し合い、助け合って思いやりを持って生活しているからなのだと感じました。3つのワークのうち、私にとって一番大変だったのは井戸掘りでした。もし、日本で井戸くらいの穴を掘るのだとしたら、機械で一度にあっという間に掘ることができると思います。けれども、村の人々は地道に何日もかけて掘ってやっと完成させました。すごく大変な作業ですが、できたときの喜びは、言葉では言い表せないほどでした。これから、あの井戸を使って生活に役立ててくれればと思うと、本当に嬉しいです。また村の人々は、どんなに大変な作業でも、明るく楽しく働いているのが特徴的でした。日本を見ると、働いている人の殆どはお金のために仕事をしており、生活のために仕方なく働いているように見受けられる人も多いです。けれどもタラバハン村の人々は、仕事も楽しみながらやっているように見えました。経済的には貧しいのかもしれませんが、心はいつも豊かで希望を持って生活しており、私自身、大変でしたが楽しくワークすることができました。

B.ホームステイについて

実際にステイするまでは、どんな生活が待っているのかという期待とともに、ホストファミリーと5泊も一緒で、毎日緊張しながら過ごすことになるのかなという不安もありました。しかし、そんな不安もホームステイ一日目でかき消されてしまいました。もし日本で、誰かの家に初めて訪問するときはすごく緊張するし、迎え入れるほうもいろいろ気を使って、時には煩わしく感じることだってあると思います。けれども、タラバハン村で出逢ったホストファミリーは、初対面の私たちを心から歓迎し、とても温かく迎え入れてくれました。また、私のホストファミリーは、子供が10人にお父さん、お母さん、そしておばあちゃんと大家族で、いつもにぎやかで楽しい毎日でした。特に、家がパン屋さんだったので、夜は一緒にパンの袋詰め作業を手伝わせてもらっていましたが、その時間は子供たちとのおしゃべりタイムでもあり、ワークを終え身体は疲れ切っているはずなのに、疲れを感じさせないほど楽しい時間でした。そして、ホストファミリーの心からの自然な優しさに触れ、私もホームステイ先ではすごく自然体で生活することができました。私は現在、両親と3人で暮らしていますが、両親は毎日仕事で忙しく、私もそんな親を煩わしく感じることもあり、なかなか家に帰らずにいたり、また、妹は両親と仲が悪いために、県外へ出て一人暮らしをしてから一回も里帰りをしたことがないという状態で家族とはいっても、疎遠な関係が続いていました。そのようなわけで、今回のホームステイでは、ホストマザーが私のことを本当の子供のように可愛がってくれ、ホストブラザーズ・シスターズがほんとうの姉妹のように接してくれ、本当の家族の愛情を感じることができました。

C.フィリピンに来る前と比べて自分はどのように変化したと思いますか?

発展途上国については、大学で少しは勉強し、フィリピンのスラムやスカベンジャーの現状もちょっと走は知っているつもりでしたが、実際に見て体験するのとでは、見方が代わり、今まで遠い世界のことだと思っていたことが、とても身近な問題に感じるようになりました。タラバハン村でのホームステイを通し、家族の愛情に触れ、自分の家族をもっと大切にしたいと思いました。

D.ワークキャンプで得たことで、今後日本の生活で継続することはありますか?

人と人との出会い、繋がりを大切にしていきたいです。機会があればこれからも、このようなボランティアなどに進んで参加していきたいと思います。また、今回のワークキャンプで感じたことを、周りの友人や家族などに話して伝えて生きたいと思います。