LOOBワークキャンプ&スタディツアー

ワークキャンプ&スタディツアー記録
Archive for Workcamp and Studytour

第1回スタディツアー

期間:2001年8月20~27日
開催地:パナイ島イロイロ州アホイ
参加者:日本人14名、フィリピン人7名、スタッフ7名
活動内容:
・コミュニティ・ホール改修
・小学校で文化交流会
・栄養食配給
・ホームステイ
ホストファミリーについて

■とにかく親切だった。常に笑っていてできる限りのことをしてあげようとしてくれていた。色んなことを特にお姉ちゃんとお母さんと話した。彼らは「貧しくて、ごめん」とご飯の時や寝る時出してくれた全ての物に謝った。私とはるかをものすごく気遣ってくれて、フィリピンについて、宗教について、色々と話をしてくれた。「この国では貧しい人はなかなか夢が叶えられないから、貴方に私の分までがんばって欲しい」と言って、聖書の好きな箇所を幾度もお母さんとお姉さんが呼んでくれたことが忘れられない。本気でがんばろうと思った。それにとにかく皆仲が良かった。離婚なんてほとんどの人がしないと言っていた。一応お父さんが軸だけど、お母さんも子供達も尊敬されていて、家族愛ってこんなんだわっと思った。(みさ17歳)

■最初の夜は、お互いに緊張してコミュニケーションがうまくとれなかったけど、一緒に過ごしているうちに、子供たちも私も打ち解けていけた。とにかく子供が本当にかわいかった!!どこへ行くにもぴったりついてきて、私たちが何かをしようとすればじーっと不思議そうに見てくるし、自分に弟妹ができたみたいだった。言葉も、やっぱりそんなにうまく簡単には伝わらなかったけど、お互いに自分たちの言葉を教えあったりするのはすごく楽しかった。ナナイやタタイもすごく優しくしてくれて本当の家族のように接してくれたことがとっても嬉しい。でも最後の日、学校に向かうときにジンジンが、give me money と言ってきたことがショックで忘れられない。今まで一度もそういうこと言わなかったから。でも本当に心から、私たちのホストファミリーが一番最高だったと思います!また絶対会いに行きたい!!(さおき18歳)

■最初は言葉も分からず本当にやっていけるのか不安だったけど、子供達とは言葉も関係なく仲良くなれた。お母さんや大人の人たちもいつも笑っていて温かかった。村の人はだれでも挨拶をしたり、荷物を持ってくれたりたくさんの「思いやり」を持っている人だと思った。でもいろんな情報が入ってくるなかで、家族の人たちが何を考えて、何をしたいのかが分からなくて疑ったり怖くなったり複雑な気持ちだった。その家族の優しさを素直に受け入れられない自分がちょっと悲しかった。(あさみ20歳)

■私がお世話になったビリアレット・ファミリーはとても親切でいい家族でした。私と一緒にステイした優ちゃんをいつも気遣ってくれ、Are you tired?とかTake a bath?ココナツ食べる?など本当に優しく接してくれたので楽しく過ごせました。お父さんはフラッシュライトが欲しかったようなので、最後にリメンバランスとして差し上げました。でもお金の援助やしつこく何かがほしいといわれた事は全くありませんでした。(なつき19歳)

■子供達が両親の手伝いを自分からしていたことに驚きました。日本ではなかなかそうゆう子供はいないと思います。自分が何をしなければいけないかはっきり自覚しているように思います。まったく見ず知らずの私たちに対して非常に良くしてくれた。でもやはり、お客様(特別扱い)だと思いました。(みか18歳)

■1週間という短い期間でのステイで、家庭のプラス面を多く見ることができた。子供達のあどけなさや親の優しさが貧しいながらも伝わってきた。村全体で子供達を守っていたり互いに協力しながら生活していたように見えた。しかし、貧しいが故に利己的になっている部分もあり他のFamilyにステイしていた人からも話しを聞くことが出来て良かったと思う。(あずさ26歳)

■とても温かな家族だった。子供たちはとても可愛くてやんちゃでいたずら好きで長男はしっかり者で、ナナイは優しくて、そしたタタイはみんなを見守っている。あの家に9人で住んでいてプライベートなんて全くないのだろうが、こういうのが「家族」というものなんだろうな、と思った。(ゆうこ20歳) 

■大きな力といえば、文化的にアメリカの影響がかなり濃いこともその表れなのかなと勝手に思ったりした。スーパーの棚を見ても並んでいるのはアメリカで目にしたことがあるものばかり。目に見える部分でのアメリカの影響の大きさはタラバハン村ですら感じられた。フィリピン独特の文化って結局のところなんだったのか今ひとつわからなかった。なんでも吸収してしまうあたりが、フィリピンらしさなのかな。ブリトニースピアーズが大好きで、いつかじゃぱゆきさん(彼女らはエンターテイナーとしてとらえられている)になりたいと無邪気に話すタラバハン村の女の子を見ていて子供達がフィリピン人としてのアイデンティティをどんな風に持っているのかを知りたいと思った。世界中にフィリピン人移民が多いのは政治的、経済的に不安定な国を抜け出すため、という理由がほとんどだと思うけど、異文化に対してそれほど拒否反応を示さない気質が移民を容易にさせているのかもしれないと思ったりした。世界中にフィリピン人移民がなぜこんなにも多いのかを知りたかったというのがフィリピンへ来た理由の一つだったので、自分なりに考える手がかりができて良かった。

■ とりあえず、帰国してから私はフィリピンで見てきたことを周りの人に喋りまくった。私の周囲の人たちには「フィリピン=危険」、または「フィリピン=バナナ」というとんでもなく一面的なイメージでしかとらえられていないから。とりあえず今後もいろんな形でフィリピンのことを知ってもらいたいと思う。それに対して私がどう具体的に行動できるかというのは目下考え中。フィリピンの状況を目にして、貧困から抜け出すための力は子供達にこそ必要だと感じた。人生を自分の力で切り開いていける実感を得られるのも教育だと思うから。だから、フォスタープランに協力しようと思います。うちのホストファミリーがそのいい例だと思うけど、教育の中でも高等教育を受けられる人がまだまだほんとに少ない。そのために何かできればとも思うのだけど。

フィリピンについて

■正直、フィリピンに行く前の私はあまりフィリピンに興味を持っていなかった。どうゆう国でどんな文化でどんな言葉を話しているのかなんて全く知らなかった。ただ、危険な国だということと、貧しいという印象だけ。でも、実際にフィリピンに行って、スタッフの人たちや村の人たちに会って、フィリピンに対する見方が180度本当に変わった。確かに危険は危険だったけど、貧しくてかわいそうだとはちっとも感じなかった。食べるもの住んでいる家なんかは、日本に比べると乏しかったけど、そこで生活している大人や子供の表情は全然幸せそうだった。生きている!って感じさせられた。私はもっと村を見て衝撃を受けるかと思っていたけど全く感じなかったし同情とかもなかった。逆になんだか羨ましかった。ただひとつ驚いたのは、貧富の差。日本はほとんど貧富の差というものがないから、マニラとクラシ村の差にすごいショックを受けた。国内でこんなに差が激しいなんて。あと汚職なんかも当たり前にあるっていうのにもすごく驚いた。それから、フィリピン人のジョーク好きにはまたびっくりでした!(さおき18才)

■日本での報道で怖いというイメージがあったけど、それよりも人々の温かさやたくましく生きる姿にに感動。自分が今までどれだけ贅沢をしてきたか分かったので、これからは物や水、食べ物を大切にし節約して生活していこうと思う。フィリピンの中心部の人とクラシ村の生活レベルが違いすぎてショックだった。もっと貧富の差がなくなったらいいのにと思う。(あさみ20歳)

■貧富の差がはげしすぎると思った。全ての人がそうではないと思いますが、田舎に住んでいる人たちと、都会に住んでいる人たちとでは雰囲気(オーラ?)が違うと思った。(みか18歳)

■村で生活している人々をみて、貧しいながら毎日楽しそうに暮らしている人々の姿は「貧しい人は可哀想、哀れだ」と先入観を持っていたの私の考えを覆すのものでした。たからと言って貧しいままで学校に子供がたくさんいてもいいのかというとそうではないと思います。貧富の差があることには驚かされました。(なつき19歳)

今後にどう活かすか?

プログラムに参加するまでは、全然‘貧しさ’の実感が沸かなかったけど、実際に自分の目で見て、色んなことを考えさせられた。今すぐ何かしたいと思ったけど、とりあえず日本でがんばって将来に役立てたいと思った。というか役立てる。行くまで国連の活動が絶対だと思っていたけど、色んな海外援助の側面が見れて違った考え方を持った。 彼等に必要なものとか、解決法とか、色々頭の中にうずまいて凄まじい1週間でした。最後にファミリーと別れる時、会えなくなるのも勿論悲しかったけど、「この国では努力が報われないの」ってお母さんが言ったのを思い出したらホスピタリティーに溢れた子供たちもこのことに気付いているんだろうかと思ってかなり泣いてしまった。本当に最高の体験です。全てのスタッフの方々に感謝です。(みさ17才)

■日本に帰ってきてから家庭内でできるだけ水を大切にするように心がけてます。顔を洗うとき歯を磨くとき食器を洗うときなどなど。もっと皆にフィリピンを、というかアジアについて知ってもらいたいと思う。同じアジア人なんだから!!(さおき18才)

■日本にいると物の大切さが分からないけど、フィリピンに行って水はすごく貴重なものだと思ったし、電気やあらゆる物を大切に使わなければいけないと思う。将来、ストリートチルドレンや孤児の子供達に関わる仕事をしたいと考えている私はこのスタディツアーでフィリピンの文化や国民性を体験できて本当によかった。これからフィリピン以外にもアジアを中心として他国の文化や国民性を知りたいと思います。LOOBはそのきっかけをくれた素晴らしいNGO団体です。(なつき19歳)

■出発前の私のツアーの目的は、「フィリピンを感じること。世界は一つだって実感すること」。ただフィリピンに来ただけでも、ただフィリピンについて知識を深めるだけでも、フィリピンを感じることはできないと思います。でも、今回のツアーでは、本当にフィリピンの良いところを1週間という短い間で、安全にかつ快適に味わうことができた。フィリピンのことを知っているって意識が持てたし、私自身の自信にもなりました。私の人生にとってこのツアーはとても重要な位置を占めています。スタッフの皆さんありがとうございました。(あきこ19歳)

■日本とヒィリピンでは生活スタイル等が異なっているので、日本にいるだけではこのプログラムの経験を生かしきれないような気がします。(みか18歳)

■これからの自分の生活に影響を与えるだろうことは言うまでもなく、今はこれからどの様ににこの経験を生かしていこうかと考える。一個人で出来ることは限られ、ごくわずかな事しかできないと思うが、恵む・恵まれるの関係ではなく、個人と個人として、人間同士として物資だけでなく互いに成長できるような関係を築いて生きたいと思う。このプログラムを通じて私はCulasi村の人々から沢山の生活の知恵と優しい気持ちをもらい、今後、私が彼等に返せるものを提供していきたと思う。(あずさ26歳)

■具体的に自分の人生にどんな影響を与えるのかはまだ分からないが確実に私にとってかなり重要な経験だった。生活・慣習・考え方の全く違う人々と出会い、それらを乗り越えて気持ちを通じ合わせることができた。そして私達のちょっとした援助が彼等の喜び、笑顔につながることを痛感した。他にもたくさんのことを学び、これからの自分の生きる道を考えさせられた。(ゆうこ20歳)