青少年育成とコミュニティ開発のフィリピンNGO LOOB

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スモーキーマウンテン住民支援事業

LOOBでは2007年からイロイロ市のウェストピッカーの住民組織(UCLA)に対し、生活の質を向上し、貧困のスパイラルを断ち切るための活動を実施しています。

1.ごみ投機場について

環境問題/労働問題

イロイロ市郊外の田畑が広がる地域に、人口45万人から出るごみを一手に受け入れているごみ処理場があります。住民からはBasulahan(ごみ箱、ごみ溜めという意味)と呼ばれ、長い間、投棄するだけのオープンダンピング法を取ってきました。このため、大量のハエ、強烈な悪臭、汚水の流出、危険廃棄物、ガス等による火災が発生し、周辺地域の環境に悪影響を及ぼしています。特に乾季は火山のようにごみ山の中からプスプスと白い煙が吹き出し、これがスモーキーマウンテンと呼ばれる所以になっています。

このごみ投棄場周辺には、約4,000人が住んでおり、住民の約10分の一が資源ごみを回収して生活するウェイストピッカーです。親の収入を補うため、劣悪な環境で、多くの子ども達が資源ごみの回収作業に従事しています。 2000年共和国法第9003号の固形廃棄物処理法に沿って、2009年10月よりイロイロ市の条例によりバランガイ単位でのごみ分別回収が義務化されたものの、罰則規定がないため現在もほぼ分別されずに回収され、そのまま投棄されています。2019年現在も市民による分別は進んでおらず、非常に不衛生な環境で分別・資源回収をウェストピッカーの住民組織(ULCA)が担っている状態です。

詳しくは:

2. フィリピンにごみ山はいくつある?

ごみ投機場フィリピンには81の州があり、144の市と1,490の町があります。最下の行政単位バランガイは41,995あります。マニラ、セブ、ダバオ、イロイロ、カガヤンデオロなど、人口20万人以上で政府から高度都市(highly-urbanized City)に指定された市は35あります。

ドイツ技術協力会社(GTZ)のレポートによると、フィリピンのごみ排出量は全国で1日当たり36,000トン、マニラ首都圏だけで8,600トンです。ごみ処理施設は、衛生埋立処分場(Sanitary Landfill)が45箇所、昔ながらのオープンダンピング(Open Dumps)または埋立 (Controlled Dumps)方式が946箇所あり、このうち69箇所で衛生埋立処分場に転換中です。つまりフィリピン全土で見るとごみ処理場施設は1,000近くあるといえるようです。

ウェストピッカー住民組織(UCLA)へのサポート

LOOBは2007年から、ごみ投機場の管理主体であるイロイロ市公共サービス局(GSO)および教育省(DepEd)と連携して、ウェストピッカー住民組織(UCLA)に包括的な自立支援を行っています。

3. 支援に参加する