青少年育成とコミュニティ開発のフィリピンNGO LOOB

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LOOBの子ども医療サポート

フィリピンには、主な医療保険としてPhilhealthがありますが、所得が低い世帯では加入していないケースが少なくありません。国公立病院では医師の診察を無料または低額で受診することができるものの、検査代や医薬品などの治療費は有料となります。フィリピンの医療費の価格は先進国並みの高さで、検査代、薬の購入はもちろん、注射針や消毒液などの医療機器も自腹で調達するのが一般的。保険に加入してない場合はこれらを100%自己負担しなければなりません。

LOOBは現地で活動する中で、病気やけがをした子どもたちが経済的理由により適切な治療を受けれないケースを多くみてきました。このような状況にある子どもと家族の経済的・精神的な苦痛を少しでも和らげたいという想いで、ケースごとに、1口3,000円からの募金を呼びかけています。

(現在、治療の対象となる子どもはおりません。)

Vol.1 2008年~2012年 アンヘリト君(義足支援)

義足で歩行トレーニング中のアンヘリト君2008年 12人の方の善意で、先天性肢体不自由の男児に義足を提供することができました。

【ドナー様一覧】 平林様、小林様、松本様 内山様、竹上様、細井様、小山様、山本様、坪内様、松熊様、宮里様 、田中様
【サポートを受けた子ども】 Angelito (9歳男児)
【募金期間】2008年3~4月
【募金額】75,500円
【実施日】2008年5月
【診断結果】 病名:先天性肢体欠損症 治療法:奇形部の切除手術+義足提供+歩行トレーニング
【支出内訳】 ・義足2本 20,000ペソ(50,000円) ・切除手術 10,200ペソ(25,500円) 合計 30,200ペソ(75,500円)

義足で学校に行くアンヘリト君2010年 義足革命!

フィリピンでは義足の値段が一足で約25,000円ほどかかりますが、成長期の子どもだと1年もしないうちに使えなくなってしまうので、貧しい家庭で義足を揃えることは非常に困難な状況にあります。

2010年7~8月、アンヘリト君の義足が古くなったため世界的に有名な義足メーカーの中村ブレイス様が、「貧しい人も快適な義足を安く手に入れられるように、その国で入手できる素材と技術を使って義足を作れないか?」と開発に乗り出しました。そしてフィリピンの竹細工の技術に注目し、従来の概念を覆す「竹製の義足」が完成しました。障害を持って生まれたアンヘリト少年は、この竹の義足によって、毎日歩いて学校に通えるようになりました。

(この時の様子は、同年12月にNHK-BS「地球ドキュメント ミッション」という番組で放映されました。同社中村俊郎社長の第22回毎日国際交流賞の記事はこちら

夢の義足~アンヘリト基金

2011年1月、この「義足革命」のアイデアを現地でつないでいくため、LOOBはイロイロ市障害者協会(ADPI)と協力して、竹の義足を希望する子ども達を助成することとなりました。竹の義足であれば、1本5,000円と約5分の1の値段で製作でき、また現地で制作者を育てることで、子どもの成長に合わせて安価に作り替えることができます。同協会と連携し、義足が必要な子どものデータを集め、希望者にはLOOBが助成金を支給する予定です。

2012年1月、アンヘリト君の義足が小さくなったため、今度は、彼の父親自らが2本目の義足を制作しました。

アンヘリトへの一連の支援についてはスタッフブログをご覧下さいませ。

2010年 アナローズ(支援終了報告)

3人の方の善意で、角膜損傷となった女児の治療を行うことができました。

【ドナーさまのお名前一覧】 シンタニ様、フジモト様、マキノ様
【サポートを受けた子ども】 Anna Rose (8歳女児)
【募金期間】 2010年1月~12月
【募金額】 9,000円
【状況】 2009年11月、ごみ投棄場で鉄製ワイヤーが目に入る事故に遭い、左目の角膜損傷。
【診断結果】
病名: 網膜外部損傷
治療法: 点眼

2006年 エレンメイちゃん(支援終了報告)

39人の方の善意で、内斜視の矯正手術が実現しました。
ありがとうございました。

【ドナー様のお名前一覧】
イシハタ様、フジワラ様、オオクボ様、タマイ様、イトウ様、シバタ様、ヒルマ様、ミヤオ様、ツヤマ様、モリシタ様、コンドウ様、シブヤ様、ヤマモト様、タ ナベ様、コバヤシ様、テラダ様、セキ様、ヨシダ様、セオ様、グンジ様、ナカタ様、タコジマ様、ミヤサト様、ハシモト様、ミヤシタ様、イトウ様、シラハタ 様、マスダ様、サイトウ様、オイカワ様、イワハシ様、タケモリ様、サカイ様、ワタライ様、マツオ様、シンポ様、モチツキ様、コバヤシ様

【サポートを受けた子ども】 Ellen Mae(8歳女児)
【募金期間】 2006年5~6月
【募金額】 184,000円 (39名からの募金)
【診断結果】
病名: 先天性の外眼筋異常による内斜視(両目)
症状: エレンちゃんの場合、両目とも極度の斜視であるため、両眼視(両目で見たものを脳で一つにまとめて見る力)が出来ない。ものが二重に見えたり、頭痛・めまいが生じている。また、片方の目で見る癖がついているため、一方の視力が極度に退化している。
治療法: 外眼筋を調整する手術

【支出内訳】
・眼科医 70,000ペソ(161,000円)
・麻酔科医 35,000ペソ(80,500円)
・心臓内科医 15,000ペソ(34,500円)
・入院費・医薬品費 20,000ペソ(46,000円)
合計 140,000ペソ(322,000円)
*3名の医師のチャリティにより60,000ペソ(138,000円)割引
割引後の合計 80,000ペソ(184,000円)

2005年 クラレンス君(支援終了報告)

13人の方の募金を、急性骨髄性白血病(AML)の化学治療費に補てんさせていただきました。

【ドナー様一覧】
ハマダ様、カネコ様、アンドウ様、ホシノ様、チバ様、オイカワ様、サクライ様、ワチ様、ササキ様、サカノ様、ユキタ様、アイハラ様、ワダ様
【サポートを受けた子ども】 Clarenz (10歳男児)
【募金期間】 2005年6月~2006年7月
【募金額】 62,000円
【診断結果】
病名: 2005年2月に急性骨髄性白血病(AML)と診断される
治療法: 化学治療+薬草・漢方・健康食品など
【支出内訳】
2005年3月から計9回の化学治療で約200万円の費用がかかったため、本プログラムの募金はその治療代に補てんさせて頂きました。
【現在の状況】
クラレンス君は今のところ寛解(かんかい:病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的に軽減した状態)に入っています。現在は金銭的な問題から、化学治療よりは安くて済む薬草治療(ノニジュースなど自然健康食品系の摂取による体調維持)に切り替え、教会のミサで治癒を祈るヒーリング・マスに参加しており、安定しています。 (2015年、クラレンス君はAMLを克服し、現在大学生になっています)