青少年育成とコミュニティ開発のフィリピンNGO LOOB

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エコと緑の活動

2006年8月に発生したフィリピン海洋史上最悪のギマラス島重油タンカー沈没事故をきっかけに、LOOBでは地域の美しい自然を次世代の子ども達に残すため、以下のような環境保護活動を行っています。

1. 子ども達の環境教育とリサイクルキャンペーン 

LOOBが提携する公立小学校やコミュニティで、定期的にエコロジーや自然保護について学んでもらう環境教育を行っています。具体的には、LOOBがフェアトレードで推進しているバッグ等の材料となるジュースのパックを学校ベースで収集することで、子ども達にごみ分別と資源リサイクルへの意識を高めてもらう啓蒙活動です。半年間で約3,000枚以上ものジュースパックを回収することができました。この小学校をモデルに周辺の小学校にも導入することを目指しています。

LOOBスタッフの環境教育スキルを伸ばすため、2012年にはJICAフィリピン主催の環境教育研修ワークショップ(計2回)に参加し、現地スタッフ4名がスウェーデンで生まれたSkogsmulleという野外教育の手法を学びました。

2. 無人島キッズキャンプ

無人島キッズキャンプは、年に1~2回、海洋自然の美しさを体験してもらうプログラムで、キャンプを行い、3つの地域の子ども達40人ほどを無料で招待しています。特に都市部のごみ山の近くに住んでいる子ども達にフィリピンが誇る海の大自然を体験してほしいという想いから2008年にスタートしました。

キャンプでは、子ども達が次の世代を使る担い手であることを一緒に考えるため、Children are the key for the balance of mother natureといったテーマを設定しています。青い海と白い砂浜で、グループ対抗の様々なネイチャーゲームを行い、夜は満天の星空の下、キャンプファイヤーを囲んで歌ったり踊ったり…。子ども達の間で自然への愛が生まれるキャンプです。

無人島キッズキャンプの参加者募集についてはこちら

3. マングローブの森を再生する 

マングローブとは、熱帯・亜熱帯域の海水と淡水が入り交じる沿岸に生育する植物の総称群です。海と森の2つの役割を持ち合わせ、生態系にとって 重要なはたらきをしています。世界中で80種のマングローブがあり、フィリピンにそのうち46種が生息しています。

フィリピンでは、100年前に500,000ヘクタールあったマングローブ林が、さまざまな理由で75%も消滅し、1995年までに120,000ヘクタールほどに減ってしまいました。その主因は1950年くらいから政府主導 で行われてきた養殖池への転用でした。その後、マングローブ生態系の重要性が明らかになり、環境天然資源省(DENR)では全国で83,000ヘクタールのマングローブ林再生を目標として、自治体や教育機関、NGO等に積極的な植林活動の参加をよびかけています。(20数年で44,000ヘクタールを回復)

フィリピンの海洋環境保全と住民の啓蒙に向け、環境天然資 源省(DENR)と連携しながら定期的に植林を行っています。

【LOOBの植樹数記録】
・2007年8月---5,300本@Nueva Valencia, Guimaras(第20回ワークキャンプにて)
・2008年2月---16,700本@Nueva Valencia, Guimaras(第24回ワークキャンプにて)
・2008年8月---34,000本@Nueva Valencia, Guimaras(第27回ワークキャンプにて)
・2009年2月---13,000本@Nueva Valencia, Guimaras(第30回ワークキャンプにて)
・2009年7月---6,800本@Barotac Viejo, Iloilo(第32回ワークキャンプにて)
・2010年2月---6,050本@Barotac Viejo, Iloilo(第35回ワークキャンプにて)
・2010年7月---5,245本@Barotac Viejo, Iloilo(第39回ワークキャンプにて)
・2010年9月---メンテナンス1,000本@Nueva Valencia, Guimaras(ISAPキャンプにて)
・2011年2月---メンテナンス1,200本@Nueva Valencia, Guimaras(MERRYキャンプにて)
・2011年3月---7,535本@Barotac Viejo, Iloiloホ(第41回ワークキャンプにて)
・2011年8月---メンテナンス1,000本@Nueva Valencia, Guimaras(第45回ワークキャンプにて)
・2012年2月---7,393本@Barotac Viejo, Iloilo(第46回ワークキャンプにて)
・2012年8月---メンテナンス1,000本@Nueva Valencia, Guimaras(Internatinal Youth Campにて)
・2013年3月---メンテナンス1,000本@Nueva Valencia, Guimaras(MERRYキャンプにて)
・2014年3月---メンテナンス500本@Nueva Valencia, Guimaras(第51回ワークキャンプにて)
・2014年5月---新エリア1,000本@Nueva Valencia, Guimaras(第10回キッズキャンプにて)
・2014年8月---新エリア1,000本@Nueva Valencia, Guimaras(第53回ワークキャンプにて)

合計:109,723本(約11ヘクタール)

2014年は、3回のワークキャンプで計2,500本のマングローブを植林しました。特に5月に実施した無人島キッズキャンプでは、アクティビティの一環として子ども達と植林を行い、都市貧困層に住んでいるLOOBキッズも植林を通じて海洋保護の大切を学びました。これで、2007年8月からの累計植樹数は、109,723本となり、フィリピン天然環境資源省(DENR)が目標とするマングローブ回復面積83,000ヘクタールのうち、約10.8ヘクタールをLOOBで寄与した計算です。

4. ごみ山の植林活動 灰色の山から緑の山へ!

2011年からは、ごみ投棄場の管理者であるイロイロ市が悪臭防止と緑化のための植林を進めており、LOOBでもアカシアやマホガニーを定期的に植樹しています。1980年代からの30年余り積もったごみ山の表面に土を馴染ませ、苗を植えます。見た目は美化され、雨期には周辺コミュニティにまで広がっていた生ゴミの悪臭がかなり抑えられるようになりました。また子ども達とごみの3R推進にむけた取り組みも行っています。

【LOOBの植樹数記録】

・2011年8月---50本 @Calajunan(Exseed Studytour)
・2011年8月---100本 @Calajunan(LOOB 45th Guimaras Workcamp)
・2011年8月---100本 @Calajunan(ISAP Camp)
・2012年2月---100本 @Calajunan(Exseed Studytour)
・2012年2月---100本 @Calajunan(LOOB 47th Guimaras Workcamp)
・2013年3月---100本 @Calajunan(JOLYBEE Workcamp)

合計:550本(約10ヘクタール)